理学療法士
野中拓馬
栄養科
鈴木 太
薬剤部
西田 修平
スポーツ医科学研究所 所長
山田 洋
付属病院からは理学療法士が毎週帯同しています。
医師診察の内容に合わせ、アスリート本人にストレッチやトレーニングの指導を行います。
帯同メンバーの中には、選抜チームのチームPTを務めた経験のあるスタッフもいます。
東海大学医学部付属病院リハビリテーション技術科では、年間で約7,000人の患者さんに対応しており、うち整形外科患者さんは約1,800人と25%を占めています。
リハビリテーションは専門的な知識を有した療法士が担当し、医師・看護師らと連携を取りながら実施しています。スポーツ選手に対しても保存療法や手術後早期からのリハビリテーションを行っており、スポーツ復帰まで継続的に対応しています。
2023年度からは医学部プロジェクト(スポーツ医学)の一環として、東海大学湘南校舎での運動器相談に関わることとなりました。
まずは東海大学に所属する学生や教職員の運動器に関する悩みを解決することから始め、長期的には一般高齢者のロコモ予防や生涯スポーツの推進へ繋がることを目標に整形外科医師と連携を取りながらすすめて参ります。
付属病院リハビリテーション科はこちら:
https://www.fuzoku-hosp.tokai.ac.jp/service/riha/
スポーツメディカルサポートでは、付属病院の管理栄養士による栄養相談を実施しています。
身体情報(身長・体重・体脂肪量)、運動強度、食事写真などの情報から、パーソナライズされた情報をアスリート本人へ提供します。
あわせて、食事で摂取が不足がちな栄養素については、サプリメント摂取を推奨しています。
〇栄養科におけるスポーツ支援
当科では、スポーツ栄養に関する悩みや相談を希望した学生さんを対象に水曜日14時からZoomで面談を実施しアドバイスを行っております。その際、事前準備として体組成、トレーニング量、3日間程度の食事記録を2週間前までに頂ければ、推定必要エネルギー量や糖質摂取推奨目安量、たんぱく質摂取推奨量、推定摂取栄養量を算出して、栄養のアドバイスや食事・栄養の問診結果レポートの作成を行っています。
また、医師の診療を受診し、栄養介入が必要となった学生に対しては院内で栄養指導を実施しております。
付属病院栄養科はこちら
https://www.fuzoku-hosp.tokai.ac.jp/service/eiyou/
皆さんは “スポーツファーマシスト” という言葉を知っていますか?
スポーツファーマシストは、アスリートが風邪をひいたりお腹をこわしたり、ケガをした場合などに使用する薬、または筋肉をつけるなどの目的で摂取するプロテインなどのサプリメントに禁止薬物が含まれていないかといった相談に応じ、適切な指導を行います。
薬物を使って意図的に自分が優位に立ち、勝利を得ようとする行為やその行為を隠すことは「ドーピング」と呼ばれます。ドーピングが発覚すると競技成績は取り消され、原則として以後2年または4年間は競技会に参加できなくなります。それまでの努力が水の泡になるばかりではなく、薬物によるからだへのダメージが残ることも。またチームメイトや関係者、応援してくれる人たちの信頼や期待を裏切ることにもなります。しかし残念なことに「ドーピングで金メダルはく奪」といったニュースを目にすることは少なくありません。
スポーツファーマシストの最も重要な仕事は「ドーピングからアスリートを守ること」であり、特に期待されるのが、意図しないドーピング「うっかりドーピング」を防ぐことです。
東海大学付属病院には、スポーツファーマシストの資格を持つ薬剤師が在籍しています。
本プロジェクトでは病院が処方する薬や普段摂取しているサプリメント、体調を崩した際に服用する薬剤などが、重要な試合に影響しないか、随時相談が可能な体制を整えています。
本プロジェクトにおける薬剤師の主な役割は、ドーピングに関する情報提供を行うことです。そのために選手が服用・摂取している薬やサプリメントを把握し、最新のアンチ・ドーピングに関する知識を基に、医師を含めた関係者からの問い合わせに対応しています。
治療目的に服用している薬剤、 不足している栄養素の補充・成績向上目的のために摂取しているサプリメントで、知らず知らずのうちにドーピング規定に該当することも少なくありません。
選手が抱えるドーピングへの不安を少しでも払拭し、練習成果を如何なく発揮できるように薬のプロフェッショナルとして職能を発揮し、本プロジェクトに参加しています。
付属病院薬剤部はこちら:
https://www.fuzoku-hosp.tokai.ac.jp/service/yakuzai/
湘南校舎には、国内大学最大級のバイオメカニクス研究施設が完備されています。
モーションキャプチャーを用いた研究や、筋電図を計測可能な機器、フォースプレート搭載型トレッドミル、アルターG、低圧室など、、数多くの危機が揃っています。
これまで、東海大学は数多くの国内トップアスリートを輩出しており、その多くの選手がこのバイオメカニクス研究室での動作解析を実施してきました。
東海大学ではこうした国内トップレベルのアスリートの蓄積したデータを用いて、より高レベルなパフォーマンスへの動作解析を行います。
スポーツ医科学研究所サイトはこちら: