東海大学医学部付属病院薬剤師

本プロジェクトにおける薬剤師の主な役割は、ドーピングに関する情報提供を行うことです。そのために選手が服用・摂取している薬やサプリメントを把握し、最新のアンチ・ドーピングに関する知識を基に、医師を含めた関係者からの問い合わせに対応しています。

治療目的に服用している薬剤、 不足している栄養素の補充・成績向上目的のために摂取しているサプリメントで、知らず知らずのうちにドーピング規定に該当することも少なくありません。

選手が抱えるドーピングへの不安を少しでも払拭し、練習成果を如何なく発揮できるように薬のプロフェッショナルとして職能を発揮し、本プロジェクトに参加しています。

代表者コメント

現在発売されている医薬品を安全に使用するためには、正しい医薬品情報を活用する必要があります。公平性を重んじるスポーツ分野では、ドーピング対象となる禁止薬物やサプリメントの情報がさらに加わることになります。

東海大の薬剤部門ではこの分野で薬剤師の職能を発揮すべく、関連病院の薬剤師などと連携し医学部スポーツプロジェクトに参画させて頂いております。この意図は、将来的にトップアスリートや学生アスリートさんなどから得た知見を活用することで、患者さんや一般の方々などへも適確な医薬品情報を提供できると考えているためです。

我々はアスリートだけでなくスポーツ愛好家や一般の方々、患者さんなど、社会全体に貢献できるスポーツファーマシストの活躍の舞台を構築すべく活動いていきます。

西田　修平